あか★つき日和

□君に…
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「 鬼鮫、ちょっといいかしら… 」



2月13日の日暮れ。
夕食を食べ終え、食器を鼻歌混じりに片付けている鬼鮫に話掛けてきたのは小南だった。



「どうしたんですか?小南さん」


「いや、その…
キッチンを使いたいんだケド…」


「キッチンを?私は構いませんが、何か作るんですか?」



鬼鮫の問いに言いにくそーに口ごもり、ぽつりと一言…




「明日の準備をしに来た…」
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