Blush

□愛と哀
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苦しい

何だか胸のあたりが苦しいんだ


どうして?


このぽっかり空いてしまった感じって何?













朝。
目を覚ますと無心になった俺がいる。


無心?

…違う。考えないように必死になっている。



何なんだ。
この感じ…





テマ「我愛羅ー!起きてるかぁ」



ノックと共にテマリが入ってきた。

カーテンを開けながら『今日も良い天気だな』と気持ち良さげに伸びをしている。




俺はテマリをじっくりと眺めていた。


いつも束ねている髪をおろして
寝間着のボタンを緩めている。

伸びをした瞬間、テマリのへそが見えた。



色白で柔らかそうな肌に触れてみたい衝動に駆られ、頭を横に降って邪念を払った。



俺は何を考えている?


テマリは大切な家族だ


なのに俺は…




テマ「ン?どーした我愛羅」



テマリが何も知らずに近いて来る。



駄目だ

来るなテマリ

お願いだから…












考えとは裏腹に
俺はテマリを押し倒していた
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