Blush
□あの頃の僕ら
1ページ/2ページ
薄暗い部屋の中、
聞こえてくるのは甘い喘ぎ声。
サソ「こっち向け…デイダラァ」
デイ「だ…んなぁっ」
ベッドの上で2人は抱き合い、深く口付ける。体の芯から熱くなるのがわかる。
嗚呼…なんて幸せなんだろう
サソ「 5ヶ月 」
デイ「 うん? 」
シングルベッドに2人で入って向かい合った。先ほどの余韻に浸っていると急にサソリが口を開いた。
サソ「お前が組織に入ってから俺のもんになるまでの月日だ」
デイ「うん?それがどーしたんだよ」
サソ「なんつーか…長くねーか?」
デイ「 何が?? 」
キョトンとしたデイダラの顔を見て、やれやれとため息をついた。
サソ「お前が俺のもんになるまで5ヶ月もかかってんだぞ?長すぎる」
デイ「いや…((汗
そんなもんじゃねーの?」
サソ「バッカ。長いもんはなげーんだよ」
眉間にでこぴんを打ち込まれ、悶えるデイダラ。涙目で睨み付けてきた。
デイ「…ソレ、旦那がわりぃんだぞ。うん」
サソ「あン?
何で俺のせいなんだよ」
デイ「……それは、そのっ」
もごもごと口ごもるデイダラ。
布団の中で繋いだ左手に少し力が入った。
デイ「オイラ…あの日からずっと、
旦那のコトしか…見てねーし…うん///」
ヤバい
このガキにどっぷり浸かって
おかしくなりそうだ