あか★つき日和
□Happy Birthday
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今日は
素敵な♪
たんじょーびb
うん!
グチャッ!
「 あ゛っっ!!!」
「………ヤ」 イラッ
11月8日。
旦那がこの世界に訪れた日…
「 で。
お前は俺にケンカを売る為に呼んだのか?」
頭から肩にかけてケーキまみれの旦那を見て引き吊った笑顔。
すぐさま胸ぐらを掴まれて壁に打ち付けられた。
背中が痛い…うん
「そんなに死にてぇんなら
今スグ焼却処分してやんよ」
手のひらから火炎放射口がこんにちは。
目が恐ろしいぞ うん
マジで殺る気モードの時はコレ。
ペロッ 「Σんなっ!!!?」
へへっ、
旦那の頬 甘いな。
「何舐めてんだよ クソ餓鬼っ!!!///」
テンパってる テンパってる。
いっつもオイラがやられてっからな。
お返しだ うん
「旦那ぁ、そんなに怒んなよ。
ケーキぶちまけたのは悪かったケド…
今舐めたコトは
謝んねーからな うん」
旦那の頬に手をあてて、まっすぐに目を見つめる。
不機嫌そーに
ケド、嬉しそうにため息をついた旦那に
唇を奪われた。
ほんのりとクリーム味の
濃厚なキス。
口内で互いを求めて、だんだん息が出来なくなり苦しくなっていく。
限界間近でリップ音と共に旦那が離れた。
一気に酸素を吸い込み、肺を満たしていく。
苦しくて 涙出てきたゾ…うん
「…たまには、
こーゆーのも悪くねぇかもな」
頬に残るクリームを指で掬いとり、
オイラの口へと突っ込んでククッと笑う旦那が愛しくて…
「 甘いか? 」
「 うん 」
「 俺は? 」
「 …甘い。
甘すぎて糖尿病になる うん 」
旦那の体に残るケーキの残骸を美味しく頂いて、手を繋いでバスルームへと歩いて行った。
まだ頭にクリームをのっけたまんまの旦那が可笑しいホド可愛くて。
「 旦那ぁ 」
「 あン? 」
「あのさ…
えっと、
たんじょーび おめでとう…うん 」
繋いだ手に少し力を込めて、
今日という日を心から祝福しよう。
「…おぅ。
あ…ありがとなっ///」
「 へへっ/// 」
産まれてきてくれて、
ありがとう 旦那。
オマケ→