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□#教室
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 「銀ちゃん、ヅラ具合が悪そうアル」

 「ん〜?どうした、ヅラ」
 「ヅラじゃ…ない…桂だっ…」



 ニヤニヤ見てくる銀八を、桂は思い切り睨んだ。今は冬で、しかも窓際の席なのに、桂の身体は熱くほてっていた。

 「どこが悪いんだ?」
 「どこも悪くない……っ」

 銀八は企みの笑みを見せると、教卓の引き出しの中にあるリモコンに手を掛けた。
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