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□#痴漢電車
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仕事帰り。先日バイクが故障してしまい、銀時は柄にもなく電車に乗っていた。乗った時点で空いた席はなく、仕事の疲れと一緒に吊り革にもたれ掛かった。
何気なく右を向いた。そこには桂がいた。指名手配されている身の癖に交通機関を使うとは無防備すぎる。銀時はそう思ったのと同時に、得意の悪知恵が働いた。
駅で電車が止まる。運よく桂はまだ降りないようだ。人々が昇降している隙に、そっとばれないように桂の背後に回った。
銀時は次の駅で降りなければならない。銀時は唾をごくりと飲み、変な気合いを入れた。
どこから責めようか……考えた末に、まずはケツに手を当てた。当てた瞬間、桂は体中を強張らせた。小さく震え始め、銀時のSっ気のスイッチが一気に入った。
次は右手でペニスを揉み上げた。既に少し固くなっていて、相変わらず変態だなぁ、と銀時は更に揉んだ。
それと同時に左手で着物の隙間を縫って乳首に手を当て、指先で転ばせた。桂は更に縮こまり、ペニスは痴漢相手の癖にギンギンになっていた。
いい気になった銀時は、更に自身の固くなったものを桂の尻に擦りつけ、舌で耳をなぞった。
桂はより一層縮こまり、今にも倒れそうで、抱きしめてやりたい衝動に駆られた。か弱い背中はプルプルと震え、耳を真っ赤にさせていた。
何という絶景だ、どうにかして正面からコイツの顔を見てやりたい。銀時がそう思った時だった。
『次は〜大江戸駅〜……』
……ちっ、いいとこだったのに。銀時が物惜し気に桂から手を離し、電車から降りようとすると、桂は電車から飛び出し、ものすごいスピードで消えていった。銀時と降りる駅が一緒だったのだ。
銀時は家へ向かった。玄関前には桂が立っていた。
「銀時……!!」
桂は尋常ではない程慌てていた。もしかして、さっきのこと……。
「んだよ、騒がしいなァ」
銀時が頭を掻きながら桂の顔を見ると、うっすらと涙を浮かべて唇を噛んでいた。
「(や、やべぇ……かわいい)」
やっぱり銀時は魔性のドSらしい。銀時の痴漢計画はこれだけでは終わらなかった。