七色の猫


□毛の色は七色?
1ページ/2ページ


何処にでもある一軒や
そこが私の家。


その一般的な家のドアを
今日は何時も以上に乱暴に開ける






しかも足で。




仕方ない。
だって両手に子猫、なのだから;






『はしたない、とか…言ってる場合じゃないもんね!』





私の両手にはすっかり、弱りきった子猫。


泥んこで、何色の子猫なのかすら分からない…





何時からあんな所に捨てられてたんだろう、と、脳内にそんな疑問が過る。



どちらにしても、さぞ怖かっただろう…






『もう…大丈夫、だから』





私は子猫たちの頭を優しく撫で
ギュウゥっと抱き締めながら、風呂場へと向かった
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ