スマブラ(DX〜X)《その1》紅のツバサ
□高鳴る鼓動と心拍数。
1ページ/2ページ
高鳴る鼓動と心拍数
城の中では今日も元気に子供達が遊びまわっていた。
しかしいつもの遊びじゃあスリルが足りない。
そこでピカチュウは考えた。
ピカチュウ「そうだ!今日はお兄ちゃん達も一緒に入れないピカ?」
ポポ「それいいね!」
ナナ「私も賛成!」
カービィ「ペポポーーー!」
リュカ「でも僕たちの遊びに付き合ってくれるかな?」
ネス「大丈夫だよ。最近皆暇そうだし。」
ピカチュウ「じゃあ皆誘ってくるピカ!」
・
・
・
リンク「…で、俺らを呼んだわけですか。」
ピカチュウに呼ばれたリンク・ピット・マルス・アイク・そして夢子が子供達のもとへ集まっていた。
ピカチュウ「いいピカ?いいピカ?」
リンク「どうしましょうか…。」
マルス「んー今日くらいいいんじゃない?どうせ何もないんだし。」
ネス「ね?暇って言ったでしょ?」
リュカ「アハハ…そうだね…。」
アイク「で、何したいんだ?」
ポポ「うーんそうだなー…。」
ナナ「私、『かくれんぼ』がいいなー!」
ネス「それいいね!」
リュカ「僕もかくれんぼ好き!」
カービィ「ペポウ!」
ピカチュウ「じゃあゲームは『かくれんぼ』で決まりピカ!」
ピット「城の中でやるの?」
ピカチュウ「外より隠れるところ多いピカ。」
夢子「楽しそうですね!やりましょ!」
マルス「ごほんっじゃあルール説明!
まず皆でじゃんけんして負けた人が鬼!
鬼が1分間数える間ほかの人たちが隠れる!
1分後鬼は隠れた人を探して最後まで隠れられた人が勝ち!
あと今回はスリルを味わうために見つけられてから逃げてもOK!
隠れる場所は常に移動OK!
鬼に捕まったらその時点で負けね〜。」
アイク「鬼ごっこも混じってるのか…面白そうだな。」
夢子「あの、技とか使ってもいいんですか?」
マルス「そうだね…スマブラ流で技有りにしようか!」
ピット「それ面白そう!」
マルス「じゃあジャンケンするよ?いくよー?ジャンケン…」
「「「「「ポン!!!!」」」」」」
夢子達は数回ジャンケンを繰り返した。
そしてジャンケンに負けたのは・・:
ピカチュウ「わー!リンクお兄ちゃんが鬼ピカー!」
ピット「うわっリンクジャンケン弱っ!」
リンク「う…うるさいですよ…たまたま負けただけですから…。」
マルス「じゃあみんな隠れるよ?よーいドン!」
「「「「隠れろーーーーーーー!」」」」
マルスの合図でリンク以外は皆走る。
皆が走り始めたと同時に数を数えるリンク。
その間に各自で隠れる場所を急いで探す。
食堂にて。
まずはピカチュウ。
小さい体を活かして箱の中へ隠れる。
次にポポとナナ。
二人は一緒に棚の下に。
カービィは冷蔵庫の中。
ネスは城庭の木の上へ。
リュカは食堂のテーブルの下。
マルスは自室のクローゼットの中。
ピットは飛んで城の屋根の上。
アイクは医務室のベッドの下。
そして夢子はというと…
まだ隠れる場所を探していた。
夢子「えっと…何処がいいかな…。」
リンク「10…9…8…」
夢子「いけない…もうすぐリンクさん数え終わっちゃう…!」
夢子は焦って辺りを見回す。
するとスネークの部屋の前にスネークのいつも愛用しているあのダンボールが置かれてあった。
夢子「…これ大丈夫かな…いいや、使わせてもらおう!」
リンク「3…2…1…0!」
続く