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□立海の柱
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3月某日。
今日は、立海の卒業式が行われる。



勿論レギュラー陣も例外ではなく・・・。



[只今より、○×年度立海大付属中学校卒業式を行います]


「えー、本日は、天候にも恵まれまして・・・えー」



長ったらしい
メンドクサイ。


こういう式のたるさといったらないだろう…。


いつもならば嫌々登校していたのだろう。
でも、今年はそうは行かない。
今日は、先輩が全員卒業してしまう日だから・・・。


卒業といっても、立海の場合は同じ敷地内の高校に進むのだが・・・。

それでも、一緒にテニスはできなくなる。


そう考えただけで、旨が苦しくなった。

ガラじゃねー・・・



「生徒代表、真田弦一郎」


副部長の名前が聞こえて現実へと引き戻される。



「本日は我々卒業生のためにこのような式を開いて頂き――」


お堅いな、あの人は・・・


それでも一字一句聞きのがさまいとしているのは
世話になった人だからか・・・。
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