その他色々
□ネタ帳
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「―――――《超能力者(エスパー)》?」
「はい。不審な点が多く調査したところその様な結果が」
「ふーん…。でも、それだけじゃ…ないんでしょ?」
「…はい。実は―」
―――――――――――――――――――――
――――――
「ふぇ、この事件あたしたちだけで応対するんじゃないの?」
「そーよ♪」
「あの、管理官…」
超能力支援開発局・―通称バベルにて、美女一人に美少女三人、男性一人が何事か話し合っていた。
何も知らない者が見ればハーレム状態である青年―バベルのLv7エスパーチーム《ザ・チルドレン》を担当する現場運用主任、皆本光一を羨むであろうがこの女性陣の実態を知ればそんな気は塵と消えるだろう。
赤い髪の美少女明石薫―Lv7の念動力者(サイコキノ)で、ザ・チルドレンのリーダー的存在。
―口を開けば、セクハラ発言がちょいちょい飛び出すオヤジ属性持ち。
――――――――最近は改善されつつあるようだが、部屋にエロ本を山と(しかも隠すことなく大っぴらに)積む剛の者。
黒髪に眼鏡の美少女は野上葵、Lv7の瞬間移動能力者(テレポーター)で京都出身、三人の中ではマトモな部類だが関西人故か金銭感覚はガメつ…締まり屋な方。薫からのセクハラ被害を一手に受ける苦労人。
ふわふわの髪の美少女は三ノ宮紫穂、Lv7の接触透視能力者(サイコメトラー)でその能力からか生来のものか腹黒い性格をしており、「じわじわと追い詰めて精神的に破滅させるのは得意」などと言ってのける。
ナイスバディを見せつけるような衣服に身を包む美女は蕾見不二子。外見的には若々しい二十代の姿だが実際は第二次世界大戦時に結成されたバベルの前身、「帝国陸軍超能特務部隊」に所属しており、その能力でもって若さを保っているバベルの創設者にして影のドン。元が令嬢であるせいか我儘で他者を振り回す、天然女王様。
―そんなアクの強い彼女らに任務から私生活まで振り回されている皆本の姿を見れば羨む者は減るだろう―知ってなお彼を羨む者もいるが(チルドレンのサポートを務める《影チル》の二人が良い例だ)。
そして今日、彼女らに新たに下された任務は―
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