Did you sleep well?

□起死回生
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「………………寝れん」


何故だか興奮していた。

あれから二人はどんな奴なのかと問われ、取り敢えず一人は妙に節介の利く奴という事と、もう一人はアホみたいに何も考えていないお調子者だと言っておいた。
父親と母親は俺のその話に笑顔で応えていて、何故か分からないがあの二人を認めてくれているような気がして嬉しかった。

そんな事があったからだろう。
今までも、時折こうして眠れぬ夜を過ごす事は多々あった。
閻魔にあの日、他に二人この世界へ送ると言われ記憶まで連れてきてしまった。
悶々と日々が過ぎていき、そんな中で俺なりに周りの友人達へ注意を向けていたのだ。
気を張っていた毎日で、不安もそれなりにあった。
もしかしたら一生会えないかもしれない。
もし会えたとしても、それがその人物か分かるかどうかも疑問だ。
そう考え倦(あぐ)ねて、らしくもなく不安に押し潰されそうだったあの日々。
それに漸く終止符が打たれ、満たされていく心が心地好く眠れない。


「………15年俺は待ったぞ。ピッコロ、悟空」



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