連載

□1
1ページ/1ページ








「…はぁ…はぁ……っ、はぁ」

池袋の夜を一人の少年が疾走していた。












少年は観たいテレビがあるから走っているのではなく、とある人物…







『折原臨也』から逃げていた。



 * * * 




つい一月前、少年は学校帰りに友人と本屋に寄っていた。少年の友人が本を買い終わり『また明日!』と手を振り少年は家路についた。



 * * * 


『ちょっと遅くなっちゃったなぁ…』

意外と長く本屋いたらしく、外はもう真っ暗だった。仕方無く今日は近道をしようと道を曲がったその瞬間─────

頭に激しい痛みを伴いながら気を失った。






.0202

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ