*短編*
□無茶苦茶な人
1ページ/6ページ
六番隊隊舎……。
あたしは急いで入り口へと向かう。
『副隊長ッッ!!!!!』
「お〜、めい。」
ポンっと頭に手を置かれる。
いつもそう、この人の癖?なのかな。
『け、怪我したって本当ですか!?』
さっさと歩いていってしまう彼の後を急いで、駆け寄る。
「あー、まぁな………。」
現世から帰ってきた阿散井副隊長。
彼はあたしの大好きな人……。
だから、無茶はしてほしくない。
『無茶しないでくださいって言ったじゃないですか!?』
「わ、悪ぃ……。」
『…………ふ、副隊長が怪我したって聞いて……ッすごく心配したんですよ!?げ、現世に行きたかったけど、行けなくて……心配で、心配で………ふぇ……ッ、ぅ…ッ』
副隊長の部屋について、その場で立ち止まり泣いてしまった。
必死で、我慢してたけど心配してて一気に気が抜けてしまった。
「…………お前はぁ。」
『ふぇ?』
戸をあけて、あたしの腕を掴み中へ入れる副隊長。
「お前なぁ………危機感ぐらい持てっての…。」
『ぇ?――――ンッ』
下を向いて涙を拭っていて、そのまま顔を上げた瞬間副隊長に唇を奪われた。
そしてそのまま角度を変えながら段々不快キスにして来る。