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□女子会2
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またまたここは、スリザリンの談話室のとある一角のお話である。
そこには、ブラック三姉妹、そして何故かセブルスがいた。
「今回はスニベリーもいるから!」
「いきなり、スニベリー呼ばわりするなっ!この縄解け!」
ギチギチと体に巻かれた縄を解こうと椅子の上でもがくセブルス。
「ベラお姉さん、なんでセブルス君がここにいるの?」
「前回のと同じメンバーだと読者が飽きるだろうと思ったからね。トークに詰まったらこのくそガキ吊せばなんとかなるでしょ?」
「ならないに決まってるだろう」
セブルスは、気晴らし要員のようです。
「でも、内容も前回と同じなら意味ないんじゃないかしら?」
「問題ないわ、シシー!ちゃんと考えてあるんだから!題して『性転換しちゃったらどの女をオトしてみるぅ?』だよ!どうよこれ」
「性転換って事は私達が男の子だったらっていうお話?」
「そ、んで勝手に今まで男だったやつを女として考えんのよ」
「(それって僕も参加するのか…)」
セブルスまじで何要員なのかわかりません
「想像力のないドロメダのために解りやすく説明するとあんたの大好きなシリウスは女であんたが男としての見方なの」
「え?それじゃあ、私がシリウス・ブラックにあんなことやこんなことまで出来てしまうのっ!」
「アンタ、そっちの想像力いいじゃない」
「ていうか、この人大丈夫なのか?」
恥じるアンドロメダ。こっちが恥ずかしいわ
「あんな奴が女性という性別に入れるとは思えないわ」
「シシー、凄い言い方…セブルス君はどう思うかな?」
「僕を毎日吊す奴を女性として扱う気はない」
「シリウス君不人気だね」
「当たり前でしょ?アイツのこと好きなのあんたぐらいよドロメダ」
「うぅっ」
その時だった、セブルスがベラトリックスをジーッと見つめていた。
「何よアンタ。こっち見んな気持ち悪い」
「どうしたの?」
「いや、この女が男になったらシリウス・ブラックにそっくりだなと思って」
「しね」
ちーん
セブルスは、蓑虫のように吊されてしまいました。
「いいい今降ろしてあげるからねセブルス君!」
「気にしなければいいのに…」
「さ、どんどんいこー!あとはー…誰だっけ?スニベリィを虐めてる奴らの名前?」
「僕の口から言わせる気か!」
「ジェームズ・ポッター、リーマス・ルーピン、ピーター・ペテグリュよ」
「ポッターはあれでしょ?クディッチのシーカーでルーピンって…監督生じゃなかったっけ?それでペテグリュは………知らないわ!」
「影の薄い子よ。気にしなくていいわ」
後に重大な人物になるんだけどね
「どうなのよ、お前?その二人の内どちらかが女だったら好きになっていたんじゃない?」
「冗談を言うな。ポッターは性別が変わろうと宇宙人になろうとマグルになろうと僕の敵だ!ルーピンも…いや、ルーピンは…」
「そのルーピン君はセブルス君に何も意地悪をしないの?」
「まあ…、関わってないな」
「それじゃあ、いい人だねその子」
「そう言えば、貴方リリー・エバンスが好きなんでしょう?もし、あの人が男で貴方が女でも変わりなく愛せるかしら?」
「いきなり、そんな核心についたことを聞くな!僕はきっと性別が変わっても変わらずリリーを想い続ける」
「でも、あれよねー。お前とポッターが女だったら、いいとこないじゃないお前さん」
「そんなことないよ!ベラお姉さんは言い過ぎだよ」
「じゃあ、いいとこ言ってみな?」
「えと…、静かだし、落ち着いてる」
「それはただの陰気なだけじゃないかしら?」
「………」
セブルス、再びちーん
影が出来てしまいます。
「えええっと後は、おっぱい大きそう!」
「は?」
「そうかい?私はあっち(ポッター)の方が健康的でスタイルは良さそうだけどねぇ」
「あら?ベラ姉さんたら、グリフィンドールの方を選ぶの?」
「ち、違うわよ!私が男だったらあんな奴もこんな奴もイチコロって意味よ」
「こんな奴って僕か?止めろ、僕がお前みたいなナルシスト野郎には落ちるか」
「言ったな、泣きみそスニベリー!女になっても吊るし上げてスカートめくれてパンツ見せびらかしてやるからな!」
なにこの、生まれ変わっても一緒ねみたいな言い方。
「もう止めてよ二人とも!」
「「あんたが止めろ!」」
二人の目の前に刃物を突き刺す。
因みに刃物は、セブルスの縄を切ったやつです
「でも、ベラ姉さん。そうなるとあのリリーとかいう人が助けに来るわよ」
「リリーが僕を助けに…」
セブルス脳内
『うわぁあぁぁあ!何するのよベラトリックス!』
『へへ、生意気言うからこうなるんだ。スニベリーちゃんの大好きなシリウスとポッターも呼んでその水玉ぱんつ見てもらうか?』
『やだやだやだ止めろ!降ろせ!馬鹿!』
『まだそんな余裕があんならぱんつも脱がせんぞ』
『止めろ!』
『リリー!』
『大丈夫か、セブルス?今下ろしてあげるからね』
『うん…』
『ち、グリフィンドールが何の用だよ?あ?』
『っしょ。もう、大丈夫だからねセブルス。セブルスに酷いことをしないで下さい』
『お前には関係ねぇだろ。すっこんでろ』
『いいえ、引けません。セブルスは僕の大切な人なんだ』
『やるって言うのか?俺と?』
『仕方ないですね…』
『リリー!私の為にっ』
強制終了。
「リリー、まじ紳士!」
「(頭大丈夫かしら?)」
「ハッ、そのリリーちゃんに私は何が負けるって言うんだい?富、名声、実力だってそこら辺の家系とは格が違うよ」
「アン姉さん、アン姉さん…ちょっと」
「なあに?」
こしょこしょ、とナルシッサからアンドロメダへ
「えっ?私が言うの?」
「ええ、そうよ」
「…ベラお姉さん。ちょっと…いい?」
「ん?何よドロメダ?」
「あのね…」
「?」
セブルスは首を傾げる。
アンドロメダからベラトリックスへ伝わった伝言。
「な、ななんですって?!リリー・エバンスはEカップ!?」
「ぶふっ!」
「きゃああああセブルス君!鼻血鼻血!」
「ま、負けたわ…完敗よリリー・エバンス…」
「(ルシウスが女の子になったらきっと綺麗よね)」
女子会2…
当初の目的がなんだったかさえわからなくなりました。
(あれ、オチがないよベラお姉さん)(え?オチだって?んなもん食べたわ。もしゃもしゃ)(えぇ?!)(もしゃもしゃ)(セブルス君も食べてるの?!)(おいしいオチだったわ)(もう食べ終わったのシシー?!なら、私も…もしゃもしゃ)
さあ、みんな一緒に
20110811