銀遊学園_@
□狂る狂る廻る
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〜約束〜
ジジジ‥‥
「 ! …‥ッ、‥‥て !!」
ジジジジ‥‥‥
「‥‥る、‥ぅ! き‥‥、て‥‥!」
ジジジジ‥―!
ブツン!
「‥‥いよいよ、ね」
バサッ
「道は、アナタが決めるのよ‥」
鈴羅「(ん〜、気のせいか。最近なんか体が重い気がする‥。やば、風邪?)」
十代「鈴羅先生〜! 助けてくれ〜!」
実希「我らが鈴羅さま〜お願いいたしまする〜!!」
鈴羅「あらあら、あなた達いったいどうしたの?」
十代「聞いてくれよ鈴羅先生! エドが、宿題終わるまでデュエル禁止だって言うんだぜ?!
(同室の)ヨハンの助けなしで自力でやれって〜!!」
実希「黒子君がこれ以上怪我増やすなら限定弁当を買わせないっていうんですよ〜?! 僕の楽しみがぁぁぁ〜〜orz」
鈴羅「それは…;」
悠「自業自得だと思うぜ、先輩たち」
十代「おま、悠! なんだと〜! デュエルが出来ないってことは俺の日課の8割は失うってことなんだぞ?!」
実希「そうだそうだ! 人間には三大欲求っというものがありまして、食欲はめっさ大事なんですぞ〜!!」
悠「クロノス先生の数学の課題を1ヶ月溜め込んだんだって?十代先輩
それに実希さんも気づけばあちこち怪我してるだろ、それもかなり重傷レベルの」
十実「「ぬぐぐぐ‥!」」
鈴羅「今回は悠が正論ね。 大人しく課題をこなしなさい
実希も、あんまいろんなことに首突っ込んじゃだめよ? ただでさえアンタは痛覚がないから無茶しまくるんだから」
十代「そんなぁ〜orz 俺のデッキぃ〜orz」
悠「(デッキはエドが没収したんだ)」ヒソヒソ
鈴羅「(そりゃ堪えるわね)」ひそひそ
実希「ぬぅ〜、僕のお弁当ォ〜」
鈴羅「しゃーない、今日から1週間怪我をひとつもしなかったら私が千尋に直接交渉して特製弁当を作ってもらうわ」
実希「ほんまでっか鈴羅センセー!?」キラキラ!
十代「実希だけずっりぃー! 俺も俺も〜!!」
鈴羅「それじゃ十代は1週間で課題終わらせたら私がデュエルの相手してあげるわ。これならどう?」
十代「マジで?! ぃやっほー! 鈴羅先生とデュエル出来るなんて超感激だぜ!!」
悠「クスクス、良かったね十代先輩」
実希「なになに? 実は鈴羅センセーってデュエルやるんですかね?」
鈴羅「まぁ、ね。 これでも一応学生時代では決闘女王なんて異名を持っていたのよ」
実希「マジッスか! そいつァ知りませんでした!」
十代「鈴羅先生たちの世代はデュエルブームの中でも特にすごくて、その時代の栄誉あるデュエリストには『伝説の決闘者』ていう称号を持ってるんだぜ!」
実希「てーことは! まさかまさかセンセーもその『伝説の決闘者』の1人なんですか?!」
鈴羅「そうなるわね。 ちなみに城之内もそうだし、実希を扱いた海馬COの社長も『伝説』の称号をもつ決闘者よ」
実希「マジでぇぇぇぇ?! やっべー、全力で社長ぶっ飛ばしたい!!」
悠「どんだけ扱かれたんだ;」
十代「そんな人とデュエルできるなんて〜! くぅ〜!!」
鈴羅「ただし、1ヶ月溜まった課題を1週間自力で終わらすことが出来たら、よ?」
十代「んぐぐ‥、壁は…デカいぜ‥」
悠「頑張ってよ、十代先輩」
鈴羅「はは、こりゃ1週間が見、も…の‥‥」
グラッ
ガシッ!
実希「ちょちょちょ! だいじょーぶでっか鈴羅センセイ?!」
鈴羅「あ、あはは…。 ごめん、ありがと実希 ちょっとフラついちゃってさ」
十代「せ、先生‥?」
悠「大丈夫‥ですか?」
鈴羅「あ〜ごめんごめん、最近ちょいと寝不足で‥どわわ?!」
鈴羅の話に構うことなく、持ち前の腕力で担ぎ上げる実希
実希「寝不足だろーが一瞬でも意識飛ぶのはよろしくないでっせー。 どうせこの後は放課後なんですし、保健室でひと眠りした方がいいですよ」
鈴羅「へ、え、ちょタンマ実希! わたしまだ残業が!」
実希「そんじゃ十代君、悠君。 また後ほどお逢いしましょか〜」
十代「お、おう。ありがとな実希」
悠「鈴羅先生のことお願いするぜ」
鈴羅「ちょっと〜、私(教師)の立場は〜!?」
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…なぁ悠。お前、みたか?
うん、実希さんは支えてたから気づいてなかったみたいだけど‥
鈴羅先生、さっき‥左足‥透けてた‥。