銀遊学園_@
□Chain of memory
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ザァーザァー
「最近ここらで噂されてるのはあんたかい?」
「………」
「天パで銀髪で死人みたいなヤツがここら辺にうろついてるって聞いてね
どんな死体が横たわってるかと思いきや、亡霊じゃないか」
「………」
「傘も差さずにボサっと突っ立ってるんじゃないよ
ほら、付いて来なさい。 いくら亡霊だろうがこのままじゃ風邪引いちまうよ」
「…………」
ザァーザァー
* * * * *
ガラッ!
バサバサ!
「えーとタオルタオル…、ほらこれで頭ふきな
あと今から着物もってくるからそれ脱ぎな。びしょ濡れじゃないか」
「……どうでも、いい 俺ァ…もぅ…」
消えちまいたいんだ
「ババァの私がピンピンなくせに、ガキが馬鹿抜かしてんじゃないよ
世の中にはね、生きたくても生きれなかったガキ共がたくさんいるんだ」
「俺には、そんな…」
この手で多くの命を奪ってきた俺に
生きる資格なんてない
「はァ。あぁいえばこういう。まるで身体だけデカくなったクソガキじゃないかい
アンタはまだ生きる価値を見出してない。だからそんなこと抜かせるんだよ」
「……」
「ふ、死んだ魚みたいな目をしてるけど、ちゃんと光があるじゃないか
それがあるならまだ大丈夫だよ。お前は生きている。光を探しているんだ」
「…ひ、かり…」
「暫くこの部屋を使えばいいよ。空き部屋はまだあるからね
風呂たかさったらまたくるよ」
ガラガラ
ピシャ!
「おきなお世話だ…」
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とある男の物語