ツナ受け

□[捕獲者と兎]
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いつだったか

いつからだったか

こんな気持ちに

なったのは










先生に授業で使った資料を資料室にしまうよう頼まれた

断れない俺は二つ返事でその重い資料を受け取るとすぐに獄寺くんが先生に向けてダイナマイトを投げようとする
それを必死に止めてからひとり資料室へと足を運んだ




もう放課後とあって部活に励む人達の声がグランドから聞こえる
ちょうど山本がホームランを打って応援してる女子からの煩い黄色い声も聞こえた



資料室を後にするとまっすぐ自分の教室に足は向かず
去年までは(今もそうかもしれないけど)一般生徒は誰一人近付こうとしなかった場所の前で足を止めた





「雲雀さん…」




彼のテリトリーだった応接室の前で立すくみ居るはずのない彼の名前を呼んでみる









俺達がまだ二年の時桜が満開の季節に一学年上つまり三年の卒業式が三月に行われた


一年生の時京子ちゃんをかけて俺と勝負して負けた持田先輩は
その事(髪毟られたの)を知らない俺達が二年の時の一年女子に人気らしく第二釦を巡って女子達の争いが起こっていた(本人は京子ちゃんにあげたいんだろうけど)



京子ちゃんのお兄さんは卒業式なんてまどろっこしい事出来るかぁ!!!と言って卒業式に出ずにボクシングの練習しようとしたけど

京子ちゃんに涙ながら式に出てと言われるとさすがのお兄さんでも京子ちゃんの涙には勝てず
仕方なしに式に出ていた





そして最強の風紀委員長として学校中から恐れられる彼






雲雀恭弥さんは



式には姿を見せなかった







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