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□[人魚姫のなみだ前編]
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※この物語は高杉が銀時の大切なモノ(者)を奪ってやろうと企み新八を捕え監禁する
[囚われの白雪姫]という話の続編です
この物語が嫌いな方
でなければ、ご観覧ください
愛する人と
結ばれず
泡となり
――消えてゆく
あまり光が入ってこないこの部屋に閉じ込められて幾日過ぎただろうか?感覚がなくなってきて
もう何ヵ月過ぎたのか、もう何年過ぎたのか分からない
もしかしたらまだ一週間も経っていないかもしれないけれど…
楽しいって感情どんなのだったかな?
嬉いって感情どんなのだったかな?って時々考えて分からなくなる
暗い暗いこの部屋で未来なんて見えない、希望なんて臨めない
憮然としてただただ望んでいない自分の飼い主にこの躰を貪られ蹂躙され傷つけられ
気が狂いそうになって床に血が滲むくらい爪たてて、発狂して自分がどんどん壊れてゆくのが手にとるように分かった
壊れて壊れて壊れて
僕は何処まで落ちて逝くの?
床には卑しく穢らわしい精液と己から流れ出した血液が所々に付着していた
相変わらず身に何も纏わず彼が付けた所有印の証は所狭しと躰中に華を咲かせ、背中には深く刺さった釘の痕が生々しく残り
血のようにどす黒い紅色の首輪から出ている鎖は歪な汚れた床に取り付けられ、
足枷は鎖の先についている漆黒の球体の重みで足を自由に動かすことなど出来ず
かすれて血が出ている手首には手錠がしっかりと掛けられている
「あっあぁっ!ひゃああぁっアンッんんっ!!」
びくんびくんと躰が痙攣し白濁色の液をビッビュと鈴口から放出すると自分のお腹や胸板を汚し
さっきイッたにも関わらず僕の幼い陰茎はまた硬くなっていき、蕾にジュプジュプと淫虐な音立てながら行き来する熱い肉棒に
もっともっと深く突いてというように腰を落とそうとしてしまう自分
だけど、この熱は自分が本当に欲している熱なんかじゃない
「アイツの教育の賜物だな、お前をよくこんな淫乱にしたもんだ」
ニヤリと厭な笑みを顔に張り付け、彼は自分が着ている高そうな着物に付いてダラリと流れ始めた卑猥なミルクを掬い取ると、
せわしく息をする僕の口腔へと指を捩じ込んだ
「んぐっ!?グゥ…ふっ……」
息がうまく出来なくて苦しくなって高杉さんに視線を移すと彼は悪辣な表情で僕が苦しんでる姿を見て喜んでいるようで
その猛威に畏怖を感じゾクリと背筋があわ立つと自然と涙が頬に流れてきた
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