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□[little rabbit]
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この物語は


[りとる☆らびっと@]
の逆Ver.
鬼畜銀時×兎新八の主に出会いのお話です


こちらの話が苦手な方

でなければ、ご観覧ください

  












兎の鳴き方なんか知らないがまるで孺嬰(赤児)のように鳴く奴で
みゅうみゅう言われたら頭を撫でたくなるがそんなの性に合わないからでこピンをしてみた

色欲が強い。そう言われて来た俺がこんなナヨナヨして何処から来たか
分からねぇような奴に夢中になるなんて誰が予想した?




貪欲だが俺はまだ人を愛した事はない。事情の最中俺に腰振って
寄り添ってくる女にも愛してるだの好きだの言った事なけりゃ
そんな感情持った事なんかなかった。欲を吐きだせりゃ良い自分が気持ち良くなれりゃ良い

お金なんか払わなくともそこらの馬鹿な女は寄ってくるから俺は欲望を吐き出すのみ

そんな日々、あたり前の日常楽しい事なんか世の中にあったか?
天人と殺り合った時の背中が痺れるような感覚がない

刃がついた刀を振り回しゃ高杉や桂の二の舞いになるこの世の中

誤法度だか規則だか知ねぇが時々血を見たくなる


そういう時俺はやはり戦闘の方が向いてんのかもと思った
依頼が来ても浮気調査に飼猫探し、万事屋開いてみても背中が
痺れるような感覚はなかった。従業員の神楽はああ見えて真面目に定春と共に浮気調査してる

その間俺は適当に飼猫探ししながらめぼしい女見つけりゃ即喰ってた

飼猫探しなんか馬鹿らしい。浮気調査なんか自分らで解決しろってんだ



なんか面白い事ねぇかな……




そんな事を思いながら夜飲屋で酒をたらふく飲んだ後、ふらついた足取りで万事屋へと帰ってたら

路地裏から突然なんかが飛び出して来て、俺の身体はぐらついて
その飛び出して来た何かと共に地面に倒れ込んだ

時間は深夜だから人気がないし雨が降った後だから当然水溜まりがあり
そこに倒れ込んだもんだから着流しが泥まみれになった


しかも痛い


『あ"?なんだコレ』


猫でも飛び出して来たのかと思ったが明らかデカい。人間サイズというか人間…

雲がかかってた月が顔を出し月明りに照らされてその人間が見えて来た



闇に溶けるような漆黒の髪、目は同調の黒で黒曜石のように輝きそれに反して肌は白く唇は
ルージュを塗ったかのように紅色頬は柔らかなベビーピンクをほんのり色つけ息は甘美ように甘ったるくて


見たとたん背筋にびびっと何か痺れるような感覚がした
雷に打たれた後みたいな…よく分からないがゾクゾクとして


『みゅっ…あっなた……ダレ……?』




欲しいと思った






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