新八受け

□[恋雨予報]
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明日天気になぁ〜れ










土砂降りの雨が

降り注ぐ

どす黒い雲が

空を覆う



仕事の依頼はなく、だからと言って仕事を探す気もなく、だらけてジャンプを読んでる俺を余所に
新八は神楽と一緒に作った照る照る坊主を窓に吊し、早く雨が止みますようにって祈って居た


「もぅっ、銀さんゴロゴロしないで下さいよ」

「だって雨降ってりゃ気分急降下するんだもん」

「はぁ…どーせ雨降っても降らなくてもアンタはゴロゴロする気なんでしょ」



わかってるじゃんと笑って言うとだからマダオなんだって叱られた








俺はアイツの事が好き。もちろん恋愛感情で
いつからアイツにこんな感情抱くようになったかなんて覚えちゃいないが、気付いたら新八ばっか目で追うようになってた


アイツが俺に向けてくる笑顔が可愛くて何度も理性が崩れそうになった


ぐちゃぐちゃにしたい

俺の下で啼かせたい



なんて、新八には絶対言わないし出来ない

嫌われたくない。軽蔑されたくない

それがストッパーとなって邪な感情を何とか塞き止めている



「雨、止みませんね」

窓の外を見て溜め息をつく新八に近付き新八と一緒に澱んだ空を見上げる

ちらり目だけ動かし隣りに居る新八を盗み見ると、すぐ俺の目線に気付き新八がどうしたんですか?と聞いて来る

なんでもねぇよと髪をクシャリと撫でてやると少し怒って台所の方へ行っちまった







あぁ、まただ

アイツに触れただけで俺はこんなにも



欲情してる





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