新八受け
□[恋雨予報]
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「…っ…ふ…」
声が漏れ、バスルームに微かに響く
壁に背を預け床のタイルに座り込み
淫らに喘ぐ新八を想像しながら新八に触れた手で自分の一物をシコる
嬌声を上げて俺の一物をズボズボと美味しそうに排泄孔へと飲み込んでいき
気持ちいいって生理的な涙浮かべて新八は俺を求めてくる
所詮それは妄想で、想像の中でしか繋がれない俺達
「…新八……新ぱちっ……」
びゅくびゅくと出る汚らしい液体が手にかかり虚しさだけが残った
「神楽、新八どこいった?」
今日は雨脚が激しいので新八は万事屋に泊っていく事となったが、
俺が風呂から上がるとそこには新八の姿はなく。布団を敷いてるのかと寝室を覗くが見当たらない
「新八帰るって言ってさっき出てったヨ」
眠そうに目を擦り定春と一緒にテレビを見ている神楽は指だけ玄関の方向をさし大きな欠伸をした
「帰るったってオマエ、こんな土砂降りん中をかよ!?」
「用事思い出したとか何とか言ってたアル」
神楽の話では傘もささずに帰って行ってしまったらしい新八を俺は追う様にして家を出た
「こんな雨ん中何考えてんだよアイツ…」
スクーターを出すと急いでエンジンをかけ、新八の帰って行った方向へとスクーターを走らせた
激しい雨が全身に当たり、先ほどまで温かった体温を急激に奪ってゆく
しばらく走り続けると人気のない道をゆっくりとした足取りで進む少年の姿が目に映った
エンジンの音に気が付いたのか雨に濡れどこか憂いを帯びた顔をした新八が俺に顔を向けた。俺は直ぐさま新八の横にスクーターを止める
周りには人の姿はなくただこの雨空の下二人だけが見つめ合っていた
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