小説
□Let's ツンデレ
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ツンデレ…
それは萌えの塊!!
オタクの魂に火をつけるのだ!!!
「っちゅーわけやからみんな順番に俺が指示した台詞言うんやでー」
伊達メガネをつけた変態侑士は言った。
「意味がわかんねぇんだよ忍足」
「つか、俺そのツンなんとかってやつよくわかんねぇんだけど」
「一々お前に構ってらんねぇよ」
「忍足さん消えますか?」
「てか消えてください」
文句を言う氷帝レギュラー。
「ええやん!別に減るもんやないし」
まぁそうだね。
「でー、何を言えばいいのー??」
珍しく起きているジローが聞いた。
「せやなー、やっぱここは定番のアレでいこか!」
仕方がないので忍足君に付き合ってやってください。
______________
俺の周りの男子はもうチョコレートをもらっていた。
そういえば、もうそんな季節やったんやなぁ。
俺はしみじみ思う。
別に俺ももらえへんわけやないんやけど、絶対にあの子からのチョコレートを受け取りたかったんや。
期待はしてへん。
けど、もらいたくて仕方がなかった。
「おい!前置きがなげぇぞ!」
耐えてください跡部くん。
―――続き↓
そんなとき、別のクラスの子が俺のクラスにズカズカ入ってきた。
まぁ、その子が俺の待ってた子なんやけど。
「ちょっと侑士!ついてきてよ!」
そう言って俺の手首を無理矢理掴んで人気のない校舎裏へとやってきた。
「なんやねん、ジロー」
「べっ別に!?そういえば今日バレンタインでしょ?」
「せやなぁ」
「はっはいっ!コレっ!!///」
焦りながらジローは俺に可愛くラッピングされたモノをくれた。
「これってチョコレートかいな?」
「そうだよ!///」
「……俺のために?」
「べっ別に侑士のためなんかじゃないんだからねっ!!////」
そう言って顔を背けるジロー。
俺は優しく微笑んだ。
微かにしょっぱい味のするチョコレートを食べながら…。
「ってなんだよ!!コレ!!」
そう言うのと同時にハリセンで忍足を殴る跡部。
一体どこから出したのだろうか。
「ジローのキャラが…!?」
「俺たちもあんなのしなきゃなんねぇのか!?」
岳人と宍戸がお互いくっつき怯えている。
「なんでみんなツンデレのよさがわからへんの?」
ジローのツンデレを見て鼻血を出しながら言う忍足。
「おまっ!!鼻血拭けよ!!」
宍戸がティッシュ箱を丸ごと忍足に投げる。
「ごふっ!!」
顔面直撃。
「てか、忍足先輩のモノローグ吐き気がします」
「ちょっ!若ぃ!酷ない!?それ!!」
「名前で呼ばないでください。吐き気がしました」
「そこ過去形!?」
必死につっこむ忍足。
「今日はもう解散だ!!」
「おい!跡部!まだ練習してねぇぞ?」
「今日は胸くそわりぃからやめだ」
「そんなんでいいのかよ!」
そんなことを言いながらみんなせっせっと帰る準備をしていた。
「じゃあな、侑士!」
「お大事に」
忍足はその後、後からきた監督に慰められて……
死んだ。
「って何やねんそれ!!」
end.
あとがき
終わり方が酷いと思う。
本当は宍戸さんのツンデレをやって、ちょたが大興奮の大暴れで血祭りの予定だったのに…(笑)
まぁ、やっぱ侑士は変態ってことですよね(笑)
こんな文しか書けない管理人ですが大目に見てやってください。
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