answer
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ブンちゃんは帰る支度をしていた。
今日は部活がないらしい。
あたしは勇気を振り絞って声をかけようとした。
「ブｎ「ねぇねぇ！ブン太！今日部活ないでしょ？一緒に帰ろ？」……」
ブンちゃんはチラッとあたしを見て、
「あぁ、いいぜぃ」
そう言って、割り込んできた委員長と帰ってしまった。
なに、今の･･･。
ブンちゃん…？
クラスのみんなはどんどん帰っていく。
教室に一人、ぽつんと立っていたあたしの心は悲しみしかなかった。
嫉妬も混じって、嫌な心ができる。
なんでこうなったんだろ…
全部あたしの所為じゃん。
あたしが告白してしまったから。
日常が壊れた。
でも、仁王とはこんなことはない。
それは、仁王が大人だから？
違う、仁王は隠してるだけ。
「穂高？」
「え…」
教室の入り口には仁王が立っていた。
「にお…っ」
「何も言うんじゃなか」
仁王はすぐさまあたしに駆け寄って抱きしめてくれた。
誰もいない教室。
ただ、他の部活の掛け声しか響かなかった。
このまま…甘えてもいいのかな…？
end.
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