宝石箱2

□戦士達の、とある週末
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ビーデルの視線に身震いをし、今度はピッコロの方を見る。

と、ほぼ同時にスクがピッコロに話しかけた。



スク「あの…ピッコロさん?


ピッコロさんて寡黙なんですね。


なんかミステリアスで、気になっちゃう感じです。」


ピコ「俺は女に興味がない。」


スク「………。

(ちょ!ピッコロさんてゲイなんだ。

って言うかゲイがなんで合コン来るよ…)」



飯(きっとスクさんは、ピッコロさんが男色家だと思っているんだろぅなぁ。
違うんだけどなぁ…)


またチラッとビーデルを見ると、ビーデルは下を向きわなわなと震えていた。


飯(本当にまずいぞ。

ビーデルさん、相当怒ってる…。)



ヤム「ねぇ、チェアちゃん超かわいいね!」


チェア「ええ?
そうですかぁ?


やだぁ、嬉しい!」


耳に飛び込んできたヤムチャの口説きに、ふうっと胸を撫で下ろす悟飯。



飯(ヤムチャさん呼んで良かった。


1人だけでもまともな人が…)



ヤム「本当にかわいいよ!
裸になったら、もっとかわいいんだろうね!」



チェア「………。」

飯(………。)



ヤム「ね?
1回だけでいいから、ヤラセてよ!」



チェア「………。」


飯(まともな人はいなかったみたい…。)



悟飯は怖くてビーデルを見れない。









その後、女子チームが怒って帰ってしまったということは、言うまでもなく。



男チームもベジータ ・ピッコロの2人は、何をしに来たのか最後までわからず、ヤムチャは何もできなかったことを最後まで悔しがり。



ベジータはお腹いっぱいで眠くなったと最初に飛び立ち、その次にヤムチャが泣く泣く飛び去った。




こうして合コンはおひらきとなった。





最後まで悟飯とビーデルの元にいたのはピッコロ。


舞空術で飛び去ろうとしたピッコロは一旦振り向き、ビーデルと悟飯を交互に見た。



ピコ「悟飯。

俺が来ねばビーデルに殺されると泣いておった割には、俺が来ていてもお前が殺されそうな程の殺気をビーデルから感じるが、どういうことだ。」



飯「!!!!!!!」



ピコ「まぁよい。

用は済んだな。
俺は行く。」





ビ「どういうことかしら?


悟飯くん?」






鬼の形相で悟飯に近づくビーデル。





悟飯がビーデルにこっぴどく怒られた、と言うこともまた、言わなくてもわかる事実。





おしまい...






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