宵の明星

□第九章 城攻め
1ページ/9ページ

「…様、ユキ様」

『ん…うん?私は…』

「ユキ様、お気づきになられたのですね!」

ユキは誰かに呼ばれた気がして目を開ける。するとそこには心配そうな顔をしたレイユとハディがいた。

『…!!ユーリは!?あの神官はどこに!?」

ユキは思いだして立ち上がろうとするがレイユにとめられる。ハディはカイルを呼びに行ったようだ。

「お待ちください、ユーリ様は…」

「ユーリはミタンニ兵に捕まった。」

そこでレイユの言葉の先を言ったのは思いつめた顔をしたカイルだった。





第九章 城攻め
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ