はろー、ぐっばい。


 もうすぐで夏も終わりだ。
 残暑の中、夕方になると綺
 麗な音を奏でる虫の羽音を
 聞きながら、俺は怠い体を
 起こした。
 今日はこれで終わりか。
 結局何もしないで終わった
 なあ。
 三週間ぶりの休日だったの
 だが、特にすることもなく、
 ただベッドの上でぼーっと
 していただけ。
 王子は好きなことをしたら
 いいと言っていたが、王子
 の側で仕えることが俺の好
 きなことだったりするから、
 ここから動くことが出来な
 かった。
 一日着ていないだけなのに、
 燕尾服の心地が愛おしい。
 俺はベッドに体を預けた。
 そしてそのまま、眠りにつ
 いた。


 完全に夕日は落ち、電気を
 点けていない部屋に月明か
 りが差し込む。
 がちゃり。
 扉が開かれる音がした。
 「スカイー…?」
 廊下から、月明かりとは違
 う温かみのある光が差し込
 む。
 王子は忍び足で、部屋の中
 に入った。
 部屋は暗くて何も見えない。
 電気を点けようとスイッチ
 に手を伸ばしたが、ベッド
 に目を移し、手を引く。
 少し目が慣れてきたようだ。
 「点けたらスカイが起きち
 ゃうよね。
 ごめんねスカイ。
 息抜き出来たか分からない
 けど、無理は良くないよ。
 昨日は疲労で倒れちゃうし、
 スカイは全然自分のことが
 分かって無いんだね。
 いつも僕のことばかりで、」


 …綺麗な寝顔。
 下睫毛が長くて、肌は白い。
 近くでスカイの顔を見たの、
 初めてかもしれない。


 しばらく俺の顔を見つめて、
 王子は微笑み、静かに部屋
 から出て行った。
 再び月明かりだけが、部屋
 の中に差し込んでいた。

 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 皆様お久しぶりです。
 那由多のいんでございます。
 気付けばもう9月!
 先程ぺりぺりとカレンダー
 をめくってきました。
 9月は色が落ち着いていて
 格好良いです。好きだ。


 そんなカレンダーを眺めて
 いたら、上の話が思い浮か
 んだので、ささっと書いて
 みました!
 月明かりって格好良いよね。
 今回はガチで書いていたら
 しく、笑いの要素は微塵も
 ありません(笑)
 ま、これはこれで良し。
 我ながら綺麗な表現が出来
 ました。
 ポジティブ精神←

 明日からまた嫌な学校が始
 まりますが、重たい体に鞭
 を入れて頑張ります。
 別にMって訳じゃ無いんだ
 からねっ!?ry

 では皆様、夏休み明けも頑
 張って参りましょうぜ!
 (ほぼやけくそ)
 では!あでゅー!

 那由多のいん






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