Gate of Blackness
□Blackness-闇からの招待状-
38ページ/40ページ
5.冷静少年(スカイ)
何はともあれ、皆が自分なり
の楽しみ方をしているのなら
ば、このお茶会も成功したも
同然といったところか。
さてと…あ。
「紅茶が切れたな…少し作って
くるか、と」
memo01:周りを見て行動する
紅茶に必要な薔薇が足りない。
少し王子に別けてもらうか。
俺は薔薇を眺めている王子の
元へと向かった。
「王子、少しだけ薔薇を…」
「なあにスカイっ?」
王子は幸せそうな柔らかな笑
みをしていた。
…やばい、やばい、抑えられ
ない!
俺は王子の手を取ろうとした。
のだが、ディルカが俺の腕を
掴んだ。
「何してるんだよこのショタコ
ン野郎が…!」
ショタコンっ!?
memo02:王子への愛が裏目に
出てる
「ディルカ、俺はショタコンと
かじゃない」
「スカーレットの笑顔見る度に、
お前は行動があやふやになる
んだよっ!
王子しか見えてない証拠だろ」
う、なぜか反論できない。
だけどショタコンではない。
ただ王子が好きなだけだ。
「言い訳ですか執事さんよぉ」
と、王子が俺の横でディルカ
に反発していた。
「スカイは何も悪くないよっ。
僕のことが放っておけないん
だよ」
王子…俺を庇って下さるとは。
memo03:冷静キャラじゃない?
実は王子Loveな人。
普段(本編)は冷静です。
note:表は冷静
裏は王子Love
周りに気をつかう
やっぱり無表情、無感情
ひとつだけ言わせてもらうが、
決してショタコンではない。