小説

□悪ガキ2(オサアサ)
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Side アサコ

二人して先輩に怒られて
初めは悲しかったけど
最後は何だか楽しくなっちゃって
二人で散々笑ったけど



それはそれ。
もう同じ間違いは二度としない。
自分のためにも
組のためにも
お客様のためにも

そして何より
一緒に怒られてくれた
まさちゃんのために



そう思って
舞台が終わった後、教室を借りて一人自主稽古をしようとやってきた。


そしたら教室には
既に誰かがいて
公演が終わった後にまで
練習をしようだなんて人が自分以外にもいるんだぁ

って驚きながら目を凝らすとそこに居たのは
まさちゃんだった。




やっぱり、まさちゃんは凄い。
先輩に怒られた時。
笑えたのは普段から人一倍努力をしているから。

まさちゃんは
ふざけているようでも
他の人とは違う。



だから安心して
一緒に居られる。
この人について行けば大丈夫。
そう感じる事ができるのはきっとこう言う所。


やっぱりまさちゃんは
私の一番尊敬する人だっ!
そう実感すると嬉しくなって、何も言わずまさちゃんの自主練に勝手に混ざりに行ってた。





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