小説

□悪ガキ2(オサアサ)
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Side オサアサ

夜の教室は静かで
どっぷりと稽古に集中できて

そして
時々集中力が切れた瞬間

アサコの(まさちゃんの)
息遣いが聞こえて


まるでこの世に
二人っきりになってしまったかのような錯覚を起こして


でも、それが
なんとも言えず心地よくて



このまま
時が止まればいいのに…




ぼんやりと温かい気持ちの中でそう思った。





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