!恋人ごっこ

□紅い蓮
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「そんなもの、か。親というのは」






「うーん…まあ、俺の所は特殊。
鏡の親も特殊だろうけど」






くすり、笑ってみせると鏡は眉をひそめて俺をみた。


大きな猫目がおれを捕らえて、不思議そうに揺らぐ。





「俺の親は、紅蓮、だけだが」


「…あははっ
嬉しい事言ってくれるなあ
でもどっちにしろ特殊だよ。」


そうなのか?

言葉はないけど何が言いたいのか解る。

あぁ、素直で純粋で綺麗な子だ。






まあ、そうさせたのは俺なんだけど、ね






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