小説
□永遠に・・・
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守れなかった
助けられなかった…
いや違う守られた
助けられた…
私は貴方に…最後まで役に立てなかったんだ。
あの時交わした約束
次こそ実現しようね
**〜〜永遠に…〜〜**
「じゃぁいってきま〜すっ!!」
元気そうに見送るかぞくにてをふり、家をでた。
「お土産たのんだぞ〜〜」
父が声をかける。母も兄も実はお土産を楽しみにしているんだろう。
「わかってるって!!!もぉ〜いつもこれなんだからっ!」
プイッとしながらもわらっていうセイは学校へ向かった。
「では、高校生最後の思い出をつくりましょう。」・・・
学校のおきまりといったらこれというような言葉がでてくる。
さすが生徒会長がいうようなことでもあるがもうききあきた。
いつも学校でどこか行くたびにこうでは真剣に聞いている人も少ないであろう。
セイ自身もそうだった。
でも修学旅行2泊3日京都は楽しみだ。
友達は
「セイっ!絶対カッコイイ人みつけてメルアドききだすんだよ!!もしもらったら私にも教えてね♪」
なんかちがう気もしたがちょっとは期待を持っていた。
「私、実は昔の記憶があって幕末にいたんだよっ
だから絶対前世で好きだった人に会うんだ。」
なんて口が裂けてもいえない!いったら絶対頭がおかしいと思われる。
――――中学の修学旅行のときだった。
班の自由行動で色々な名所を巡っていたとき、いきなり糸と糸がつながったように思い出したのだ。
初めは、何かの夢だと思ったのだが壬生や西本願寺などいって時間が立つごとにセイの頭の中では,
さっきまでそうだったかのように鮮明に思い出して来たのだった。
最近では細かいこともほとんど思いだしてきた。
本でも載っていないようなことまでが。
もしかしたら…もしかしたら沖田先生や副長、局長もいるのではないかとこんかいの修学旅行には特別な想いが入っているのである。
「私が今ここで生きているんだもん。皆も絶対元気で生きているよね…」
「セイ??どうしたん??やっぱりさっきのうちが言うたこと気にしてんのぉ?も〜かわいんやから♪」
ぎゅっ!とセイに抱きついた。
「えっ!!そんなんじゃないよ〜!ウグッ くるじぃ〜」
間違ってはいないが、単純に言えばそういうことになるのでドキッとした。
「ごめんごめんっそういやセイって好きな人とかいるの?」
興味深そうな目でみてくる。ユキちゃんの目はいつもキラキラしていて吸い込まれそうだ。
―――ユキ…一緒のクラスの大の仲良しである。
セイが引っ越して、不安だった時も一番に遊んだり話したりしている中だ。
ユキはクラスの女子からも男子からも結構な確率で好かれている。
小学生の時に京都から引っ越してきたのである
「えっ!ぃゃ〜いないよぉ〜いきなりどうしたの〜??私がいるわけないじゃん〜男なんだしっ!」
ちょっとあせったように言う。
「男!?まぁ〜つまりいるってことやね〜」
ニヤッとわらっていう。
(ヤバッ!!なにゆってんだ!
今は男なんかじゃないし!いや、今も男じゃない!)
「やっぱ♪いると思ったんだよね〜じゃうちらだけの秘密やっ」
こんな調子のユキちゃんじゃなに言っても無駄だと覚ったセイは
「ん〜じゃ秘密!絶対言わないでよ〜」
といってこの話は終わった。
「じゃ3年4組移動ー!」
先生が言う。
「ほな、セイいこっか?」
ユキちゃんが立ち上がってパッとセイに手を出した。
セイは手をとってたちあがった。
「ありがとっ♪よし!じゃいこ〜!」
そして新幹線に乗ったのだった。
新幹線の中では、ユキと京都のガイドブックをみいた。
「わっ!ここキレイ〜!!いってみよう!あっ!ここも〜」
セイはあれ、これとゆびをさしながらめをかがやかして言っている。
「そやねっ!じゃ全部いこ〜!班の自由行動だしね。
皆どこでもいいって言ってるし、セイの好きなとこでいいよ♪うちは昔すんでたしね。」ユキはガイドブックをみながらいう。
「ほんとに!ありがとう〜ばっちり私かんがえたからねっ」
パッと本から目を離しユキを見て言う。
「考えてんかい。はやいねぇ」
とすかさずいったのにセイは気づいていない。
そういっているうちに、景色がかわってきて、目的場所に着いた。
愛海です!!
やっとこ書き始めました。
「永遠に・・・」第一話です。
ちょっと中途半端なところで終わってしまってすいません。。。次回はちゃんとやります!
いろいろ、かえてつくっちゃっていますので、へんなところが少々あります(涙)申し訳ありません。
今回は修学旅行にいくことになり…色々楽しみに計画を立てている、というところです!