別名
『メリーさん電話』

種類
『怪談系都市伝説』



○人形の怪異

引っ越したばかりの女の子が前の家に「メリーさん」という名前の人形をおいてきてしまった。

一人でマンションの十一階の部屋で留守番している時、電話がなり、

「わたしメリーさんよ」ときた。「どこにいるの?」と女の子が聞くと

「あなたのマンションの一階にいるの」といって電話が切れた。

翌日も留守番している時に同じ人物から電話が来て今度は

「あなたのマンションの二階にいるの」といって切れた。

それは毎日かかってきて、聞くたびに自分の住む部屋の階に近付いてくる。

ある日、電話の相手は「あなたの家の前にいるの」といってきたので、女の子は玄関を開けたが誰もいなかった。

また部屋の電話がその時鳴ったので出てみると、

「わたしメリーさんよ。今あなたの後ろにいるの」

・・・・
 

基本的には大体こういう話です。毎日ではなく、一日で上りきってくるケースもあります。


○人間+人形

ある女の子が手足のない人形を持ってやってくる。

その子が言った、期限以内に手足を見つけないと、自分の手足を使われる。

手足のうち、三つは、簡単に見つかるが、最後の一個は絶対に見つからない。


○類話等

・マンションに住んでいる者に電話がかかって来て、その度に自分の住む階に近付いてくる。
そして「今あなたの家の前にいるの」と言われた時にドアを開けないと怒りの電話がかかってくる。

・タクシーの運転手が轢き逃げし、殺してしまった女性(名前はメアリー、メリーなど様々。日本人の場合もあり)から電話がかかってくる。

・「今あなたの後ろにいるの」という台詞でオチとなるが、「その後メリーさんはどうしたか」「電話をかけられた少女はどうなったか」は分からない。
しかし、「メリーさんは刃物を持っており、少女を後ろから刺した」「電話をかけられた少女は血まみれで倒れていた(怪我を負っている(死んでいる)か無傷かの違いがある)」といったパターンも存在する。

・基本であるオチを踏襲したギャグとして「少女は全ての電話を意に介さず、後ろに居ると言われても全く気にせずに出掛けてしまい、出先で彼女の後ろを半泣きで付いて行く少女の姿が目撃される」、「少女が住んでいるのは高層マンションの相当上の階であり、たどり着くまでにメリーさんはダウンしてしまう」と言うものがある。

・メリーさんは近づいてくるが、そのまま通り過ぎて(遠ざかって)いく。
(何年もかけて「今、サンクトペテルブルク(ロシア)にいるの・・・」など外国まで行ってしまう例もあるようだ)

・少し違うが、チェーンメールとしてストーリーが送られ、メールを送らなければあなたも死ぬ。というものがある。

・チェーンメールのバリエーションとして、メリーさんは大阪府岸和田市に住んでいる。というものがある。







参考:フリー百科事典・Wikipedia



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