小説

□朝の調査結果。
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ある朝、ドアの前でソラは悩んでいた。


―数分前―

ソラが部屋に行くと
なぜか緊張した雰囲気で
ロクサス以外の機関員が集まっていた。

ソラを見た瞬間アクセルが口を開く。

アクセル
「ソラ、ロクサス起こしてきてくれるか!?」

ソラ
「ん??別に良いけど…」

アクセル
「本当か!?」

ソラ
「それぐらいやるよ!!」
(ロクサスの寝顔も見れるし!!)


アクセル
『ソラが行ってくれるってよ!!』


そう大きな声で言った途端にみんなの顔が緩んだ。

デミックス
「よかった。これでひと安心だ!!」

サイクス
「ソラが行くのか…」

ゼクシオン
「大丈夫でしょうかね??」

マールーシャ
「まぁ…勇者だからな。一応。」
(一応って!?)

ラクシーヌ
「あたし行きたくなかったからよかったわー」

皆の不自然なコメントにソラは目をしばたいた。

(な…何かあるのか??)

そんな事を考えていたらシオンに耳打ちされた。
シオン
「前、1度だけアクセルが
行った時なぜか寝ているロクサスの近くで気絶したの。
記憶がなかったんだけど…。」


ソラ
「ええッッ!?本当に!?」

アクセル
(シオンが容赦ない…ッッ)

シオン
「そうだよね??アクセル??」
アクセル
「あー、何でだろうな。
そこだけ記憶が消えるなんてな。」

(そんなホラーな話…!!)

シオン
「と、いうわけで頑張ってね!!
なるべく手っ取り早く終わらせるんだよ!?」

アクセル
「頑張って行ってこいよー」

(そ…そんなぁぁ!!)















で、現在に至る。
(寝顔とか言ってる場合じゃないだろ、コレ!!)


(でも一応鍵剣持ってるし…
俺はロクサスの恋人だからいいよね!!)


ドアに手をかけてそっと開く。


ロクサスは…

ベッドの上で寝息をたてていた。
スースーという呼吸音が聞こえる。

(あれ…意外と平気っぽい??)


そしてソラが起こそうとしてロクサスのフワフワな髪の毛に触れた瞬間――――


目が開いた!!


(どどどどうしよう!!
なんかずっと見られてるし…ッッ)


ロクサスが俺の手をつかんで―――


ああ、もう終わりだ。
とぎゅっと目をつぶった。









チュ、と頬に柔らかい感触。
(え……………ッッ!?)
















そうするとロクサスはまたベッドの中に入る。



(もしかして今のは寝ぼけて!?)

再開するスースーという音。




(心臓を落ち着かせてから起こそう…)






-約5分後-

ロクサスがガバッと起き上がる。

ロクサス
「な…何でソラがここに…!?」

ソラ
「え…ロクサスを起こs「寝込みを襲うなんて!!」

ソラ
「いや!!ちょっと待って…!!
だってさっき…」

ロクサス
「問答無用だバカ野郎ーッッ」


何を勘違いしたのか彼は鍵剣片手に襲いかかってきた。


ソラ
「いやだぁぁぁぁぁぁ!!」
(アクセルのバカ野郎ーッッ)






結果、ロクサスは低血圧。
そしてアクセルのフルボッコ確定。




でもロクサスからのキスがあったから
それで帳消しにしよう。



もちろん(?)フルボッコになったソラはそう思った。




→あとがき
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