小説

□お互いの印
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今、目の前に立ってるのは
茶色のツンツン頭の少年。

…しかも不機嫌。

理由はわかっている。
明日から俺とアクセルが2人で
長期任務に行くからだ。


きっと嫉妬してるんだろう。


ソラ 「なんでだよー。
   今まで俺が任務に一緒に
   行ってたのにー。」

口をとがらせてソラが言う。

ロクサス「仕方ないよ。
   今までは1日でできる
   任務だったから一緒に
   行けたけど今回は
   長期任務なんだから
   ]V機関のメンバー
   じゃないソラはダメだよ。」

ソラ 「じゃあなんでアクセルと
   行かなきゃいけないの??」

ロクサス「それは…
   アクセルは最初から俺とペアを
   組んでたからだよ。」





あー…今の禁句だったかも…
アクセルといるのが長いって
ことだから。





ソラ 「なんだよ、なんだよ!!
   俺より先にロクサスと
   会ったからって!!」

ロクサス「でも俺はソラのことが
   好きだから関係ないよ。」







ソラが驚いて目を見開く。
普段こんなこと思っても
言わないからかな。








ソラ 「………そっか。
   相思相愛ならいいのか。」


よかった。
彼の機嫌は直ったみたいだ。


ソラ 「あーでも念のために
   ロクサスは俺のものって
   印付けておこう。」

ロクサス「え??」

ソラは質問を無視して
俺の首にキスをした。


小さな赤い花を咲かせて。


ソラ 「よし、
   これで完璧!!」


ソラは独占欲が強いけど
こういうところもあるから
いいと思う。


ロクサス「俺も…付けとこう。
   離れてる間に
   何もされないように。」

そう言ってソラの首にも
花を咲かせた。



ソラ 「結局どっちも
   嫉妬深いんだね??」

ロクサス「…そうかも。」








お互い笑った後には2人で
寂しさを埋めるような
長いキスをした。






fin.
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