SONG

□夏色/ゆず
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駐車場のネコはあくびをしながら
今日も1日を過ごしている
何も変わらない穏やかな街並み

みんな夏が来たって浮かれ気分なのに
君は1人冴えない顔をしてるね
そうだ君に見せたい物があるんだ

大きな5時半の夕焼け
子供の頃と同じように
海も空も僕らでさえも染めていくから

この長い長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下ってく
風鈴の音でウトウトしながら
夢見心地でよだれを垂らしてる
いつもと同じ網戸越しの風の匂い

真夏の波の音は不思議の程心静かになる
少しだけ全て忘れて波の音の中
包み込まれていく

この細い細い裏道を抜けて
誰もいない大きな夜の海見ながら
線香花火に2人で
ゆっくりゆっくり火をつける
いつか君の涙がこぼれ落ちそうになったら
何もしてあげられないけど
少しでも側にいるよ

この長い長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下ってく
ゆっくりゆっくり下ってく
ゆっくりゆっくり下ってく

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