K
ねたばれ倉庫。
連載中の小説のメモ。
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◆まふぃあとうんめいと
フードの奥で暗い色をした瞳が海里を射ぬく。
片手に持つ大きな鎌が妖しく煌めき、構え直された。
海里は腰に掛けた日本刀に触れ、ややと亜夢を庇うように立ちふさがる。
それからスッと目を細め、フードの男を睨む。
その目に宿るのは敵意ではなく、今にも泣き出しそうなほどの哀れみ。
「(まさか、……とは思っていたのですが……)」
頭を過った金髪の青年の顔に、海里は顔を歪める。
変わらぬ忠誠を誓い、命を懸けることすら厭わないと決めた彼のために、自分は今どうするべきなのか。
刀を引き抜くことすら躊躇うほど、難しい決断。
一歩間違えれば、彼を裏切ることになりかねない。
唇を噛みしめ、微動だにしない海里を見つめながら、フードの男は高く鎌を振り上げた。
「――――っ!」
海里は目を見開き、そして刀を引き抜こうとする。
――その瞬間。
ボフンッという音と共に現れた煙によって、それはできなかった。
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こんな時ですが。
ジッとしてると不安になるので…(´;ω;`)
2011/03/12(Sat) 16:59
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