K



 ねたばれ倉庫。

 連載中の小説のメモ。





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◆ぴくしぶ連載 

花びらがひらりと舞う。
それは思わず息を飲んでしまうほど美しく円を描き、雲雀の足下に落ちた。

ガチャンッ。
雲雀の手から、赤い血と共にトンファーが落ちる。
そして、雲雀はそのまま崩れるように倒れた。

リボーンが微かに目を見開き、その横で唯世が満足そうに鼻で笑う。

「ひ、雲雀さんが……」

「負けた……?」

雲雀以外の守護者が、驚きに震えた声で呟いた。
誰かが舌打ちする。
その音ですら、心地のよいBGMだとでも言うように、唯世は表情を変えない。

ふいに、風が吹いた。
風は唯世の髪を揺らし、そして先ほど舞い落ちた花びらを吹き上げる。

本当に舞っているかのように花びらは宙を動き回り、そして今度はなぎひこの頭の上に落ちた。
風が止まる。

なぎひこは花びらを払い、胡散臭い笑みを浮かべた。
そして言葉が紡がれる。

――弱いなぁ。

ビクッと、綱吉は肩を揺らして目を逸らした。






ぴくしぶで書く混合。
ガーディアンがチートな設定で頑張ってみる。

2011/01/03(Mon) 23:55

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