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□伝えたくてたまらなかった言葉は、
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ランボの退院祝いと称して、リング争奪戦の祝勝会が山本の店で開かれていた。真実を知る者も知らない者も、みな大いに賑わって。

晴れて正式に雨の守護者となった山本は、端からみればいつものように笑って見えたかもしれない。


しかし、彼の心中はそれほど穏やかではなかった。思うは相手側の雨の守護者であったスクアーロのこと。






-side山本-







初めて遭った時の印象とか、そんなモノは覚えてない

あの時は刀を握るのに必死で、はっきり言ってスクアーロの顔なんてあまり見ちゃいなかった。だけど…なんでだろうな

いつからか、いつの間にか、スクアーロの事が頭ん中を陣取ってたんだ。

敵なのに、味方が一生懸命闘ってるというのに、自然と目がアイツを追って、追いかけて。


自分のこの症状はわかっていた。医者にかかるまでもない。オレだって中学生だしな、それくらいわかる。


オレはスクアーロが好きなんだ、と。





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