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□変態パイナッポー,来訪
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その日、雲雀はいつものように風紀の仕事を応接室で片付けていた。と同時に、草壁を廊下に立たせ見張りをさせている。もちろんそれは邪魔が入らないようにであった。

不審者がこないように、の意味もあるが。


「…はぁ」


雲雀は溜まった書類を机のわきに退けて一息つく。その時だった。


「恭弥くん!!」

「!」


バン、と激しく音を立てて応接室のドアが開いた。


「…何で来るの」

「クハハ、愚問ですね!」


来訪者・変態パイナッポー(本名六道骸)は不敵な笑みを浮かべる。


「恭弥くん。君が僕の事を呼んだんじゃないですか」


つかつかと雲雀の座る机まで歩み寄るパイナッ…違った骸。雲雀は彼が近づいて来る度に眉間のシワを増やしていくわけだが。


「全然呼んでない。何で来るかな?邪魔なんだけど」
「!」
それを聞いた骸は一瞬目をカッと見開いたが、すぐにまたいつものように、

「クハハハハハ!恭弥くん、そんなにツンデレにならなくてもいいんですよ!全く…可愛い人だな君は」

「黙れ。僕がいつツンデレになった?」

「クフフ…そんなところがまた好きですよ」

「どうでもいいけど帰ってくれない?忙しいんだよ僕は君と違ってね」

「クカッハハハハ!照れない照れない。わかっていますよ恭弥くん」

「全然わかってないよね。それから今、噛んだ?」

「さすが恭弥くん!よく気がつきましたね!」

「指摘されて何で喜ぶの。さてはMか」

「残念、僕はMというよりどちらかというとSです!まぁ必要に応じてどちらにもチェンジできるという素晴らしい順応性も兼ね備えていますが」

「わかってるよそんな事」
「…」






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