† 施設物語-DEATHNOTE- †

□Those who move
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 「水都紀、アイツらウッセェんだけど…」

 「言えばイイじゃん、うるさいから黙れって」

 「あんなの目の前にして言えるか、

  お前できんだから注意しろよ、しかも今自習中」

 
 これはウチに勉強に来てる人、萌さんってゆーの。

 この人は大人に見えるー…ってゆーか最年長だし、19歳。


 別に犯罪者じゃないよー、そーゆーお勉強に来てるだけ、一応孤児院育ちらしいけど。

 たくましいよね、こんな問題児だらけなトコでさ。

 まぁ教師のなかに居るんだけどね、オ・ト・コv

 じゃなきゃこんなヘンピなトコ来ないよねー。

 別に外見とかそんなんじゃないんだけど、

 腕力あるし、短気だし、なんてゆーかゴリ…なんでもないv

 
 「ライトー、萌さんがイジメる〜」

 「イジメ?大人気ないな…」

 「ウッセーよ、じゃぁお前が行けよ」


 このチョーかっこいい人もあたしの彼氏vライトってゆーのv

 月って書いてライトだよ?かっこいいでしょーvv

 頭もイイし運動もできるし顔もイイし背も高いしカッコイイのーv

 しかも優しいしねv結局神様になれなかったのは残念だけど…あ、こっちのコト☆

 18歳で、いっこ上v年上も年下もイイよーv選びきれないっVv
 

 ガラ、

 「…おや、随分騒がしいですね」


 げ、やっべ担任来ちゃった…。

 ぁ、今からアンタの紹介があるんでしょ?

 アイツの紹介もしたげるね。


 エルせんせー、見ての通り変わり者、背筋曲がりすぎ。

 あぁ見えて甘い物好きだよ、すっごく好き、四六時中食ってるもん。

 でもすっごく頭イイんだって、世界一、すごいよねー。

 …でも祐季が大好きなのこれがまた、好きで好きでたまらないみたい。

 ってゆーか変態、27のクセにファーストキスまでとってあるんだもん。

 絶対童貞だよね。


 「自習だと言っておいたはずですよ?

  各自出しておいた課題は出来ているんですか?」

 「僕はできてます」

 「私も終わりました」

 「俺も」

 「あたしも終わってる」

 「あたしもー」

 「…終わってないです……」


 ぁーぁー、まーた祐季だけ。

 本当にバカなんだから、まぁ大丈夫か。


 「祐季さん、難しかったですか?」

 「はい…メロに聞いてちょっとはできました…」

 「…メロ、貴方なら10分あればすべて解ける問題ですよ?」

 「俺は全部完璧に説明した、このバカが理解しなかっただけだ」

 「…ごめんなさい…(凹」

 「仕方ないですね…祐季さんは後で私の部屋へ来てください、

  課題くらいは終わらせましょう」

 「……はぁい…」


 いっつも先生のトコで課題やってるんだよねー。

 エル先生でも時間かかるらしくてさ、本人は頑張ってるけど。

 どうも勉強とは合わないみたいね、あの子は。


 「おや、貴方の紹介がまだでしたね、前へ出て来て下さい」

 
 …あ、呼ばれてるよ、行ってきな。

 よろしくね、新入りさん。


                  。。。end


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