FF12 Long Dream

□01.
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ここはラバナスタにある道具屋。




「じゃぁ、ミゲロさん行ってくるよ!」



「暗くなる前には戻ってくるね?」





「あぁ
レックス、ヴァンとパンネロを頼んだぞ」




「わかってるって」






2人の少年と1人の少女を店の前で送り出した青色のバンガ族・・・


彼はここの道具屋の店主のミゲロ。


先ほどのヴァン・パンネロ・レックスの親代わりでもある。



そんな三人が店の買い出しに行く様を後ろから見送っていると・・・








『大変ね
1人で3人もの子供の面倒を見るなんて−−−』





その声にミゲロが振り返れば、そこにはヴァンやレックスたちと同い年くらいの少女が立っていた。




ここ・・・イヴァリースには珍しい黒髪&黒瞳で、更には整った顔立ちから周囲の視線を集めていた。





「お前さんこそ大変だな
そんな年で1人とは・・・」




『そーでもないわ
結構稼ぎは良いのよ

でも一つだけ困ってる事があってねー・・


あたしがあの子たちを守るから、ここに住まわせてくれない?』





急な少女のお願いに、ミゲロは目を見開いた。





「自分で大変と言っておきながら、ここに置いてくれとは可笑しな願い事だな」



『大丈夫よ
あの子達の食費も生活費も出してあげるから

ただ、あたしは住まいが欲しいだけなのよ』





ねっ?と尋ねてくる少女に、ミゲロは一つため息を吐いてからもう一度口を開いた。





「いいだろう
ただし、貰う生活費はお前さんの分だけで良い」



『あら、本当?

まぁ、お金に困ったらいつでも言ってね?


あたしは香奈
ここじゃぁ、ちょっと珍しい名前だけど・・よろしくね?』







「儂はミゲロ
こちらこそよろしくな」




















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