君とともに

□不器用な彼
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「いつから好きで、どんな所が好きで、えー…告白はいつしますか?」














これは面白くなった

あの女遊びが趣味のトラファルガー・ローが1人の女性(まい)を好きになるなんて!





「答えるかアホ……てか楽しんでねぇか?」


「……真剣!遊び感覚だったら…分かるよね?」


「何だよその間」


「何でも良いから早く答えろ…まぁ大体分かるけどなぁ」










ニヤリと音が付きそうな笑み

私には分からないけどとにかく本心が気になるからローに視線を移す







「聞いてどうするんだよ」


「「楽しむ」」


「それが本心か!!」


「勿体ぶんな!正直に言えよ"中学んときから"って」














図星か。かなり顔が真っ赤に染まり噛みすぎてなんて言ってるか分からないトラファルガー





「なっ…ぁ!///何でってててめぇがっししし知ってんだよ!」


「へぇ…てか3人中学から一緒なんだ」











無言で頷く2人




「中学のときからモテてたよな?宮崎」


「へぇ…まぁ小さいし可愛いもんな」









本当にまいは小さい。本人はかなり気にしているが…
確か153センチ
バスケを始めたのは身長を伸ばすためだとか……









「じゃあローはずっと片思いか…意外と可愛いじゃん」


「気にかけて欲しくて女遊び始めたんだと!」


「めんどくさ…」


「アホだよなコイツ」


「バカだな」






哀れみの視線をローへ



「(どこまで知ってんだよコイツ)なんだよ!悪いか」


「悪いよ。いくらあんたが本気でも日頃の行いからして信憑性に欠ける」


「…」


「もうやめな?好きなんでしょ?好きになって欲しいんでしょ?」










もし止めれないなら殴る






「やめる……」


「ホントか?」


「あぁ…でも何でそんなに」


「…何かほっとけない」


「お前見た目だらしないけど本心良い奴だからな」


「おぉ良いこと言うねぇ?」













本当に本当

ローは女性関係最悪だし、顔が良いからナルシストだし、行動は問題だらけだけど、だけど…







「…お前ら!良い奴だなぁ」





ガバッと顔を上げ潤んだ目で2人を見つめる

そして…




「ちよっちょちょ!足踏むな本気で痛い」


「気持ち悪ぃ!離れろ」







「あっ!こんなとこにいた!」

ずっと探していたのか
息が少し上がっている




「おっまい!」


「行こー!終業式始まるよ?」


「「「サボる」」」


「でも出席しなかったら宿題増やすって」


「「「行く」」」






それだけはやめて欲しい
只でさえ少ない休みで
課題もたくさん出てるのに






「まいとロー先行ってな?あたしコイツとゆっくり行くから」


「うん…足痛む?あたしも手伝おうか?」


「少しね。ゆっくり行くから大丈夫。」


「…じゃあ行こうかトラファルガー君」


「(余計なんだよったく)あぁ」





まぁ…少しは感謝かな?















不器用な彼




もっと中学の話聞かせてよ
そうだなぁ…あいつ宮崎似のやつしか遊ばないんだぜ?
え…ちょっと引く



―――――――――――
ローのキャラが…(´・ω・`)
ヒロインのキャラも設定と違う…

さて次回から冬休みです(・∀・)ニタァ



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