君とともに

□選ばれし少女
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どの競技も無事に終わりぞろぞろと生徒達が体育館に集まってきた





「いよいよだね!」

「今年誰が選ばれるのかな?」

「え?」

「あぁ***初めてか!あのね、毎年クラスマッチの最後に男女バスケ部と一般生徒の選抜対決があるのよ!ちなみに一般生徒はバスケ部の顧問が指名するんだよ」

「へぇ…」

「学年ごとに選抜するの。ここの学校バスケ有名だからさ!なかなかおもしろいよ!」

「…それって女も選ばれる?」

「女の子もいたよ!1人だったけど…」








強さを平等にするため女はあんまり選ばれないらしい…


















―――――――

ザワザワザワ…




「えー、只今より選抜選手の発表を始める」







「1年……渡辺祐介、東山竜樹、ユースタス・キッド、トラファルガー・ロー、***×××――――以上5名…続いて2年」
















「…は?」

「「「***―――!!!!」」」

「ぐえっ!」






チームの奴らが飛びついてきて、私の手を握りブンブン振りながら一斉に喋り出した;

なに言ってるか分からないから…




「すごーい!!!」

「***頑張って!」

「さすが私の##NAME1#」

「いつからアンタのになったわけ!」

「…た…ちょ…待った」

「う゛〜…」

「「「あんた…何してるの?」」」

「***にパワー送ってるの」

「「「「…(苦笑)」」」」



















「――――では、1年選手コートに入ってください」

「「「***頑張れ」」」

「…( )コソッ」

「「「(…//)」」」

「***って女だっけ?」

「男が言ったらキモイけど…***が言うと…ねぇ?」

「…なんかねぇ」




***はコートへ…



















「よぉ!」

「…なっちゃん」

「いい加減にしろ!」

「そう怒んなよっ!」

「トラファルガー…」











バスケ部の中にさっきの審判がいてじっと見つめ近づいた


「***…?」

「さっきはどうも」

「は?…あぁお前か」

「お互い頑張りましょうね、せんぱい」

「…」





「なんだ?知り合いか?」

「いいや…」


ムカつく奴だけどな


















ピ――――――


審判の手によってボールが真っ直ぐと、高く、ゆっくりと上へ……

さっきま普通に見ていた行為なのに、何故かゆっくりと、ゆっくりと見えた







何も聞こえない



ドクン―――ドクン――


聞こえるのは…







ドクン―――ドクン――


自分の鼓動














ゆっくり…
ボールは下に落ち始める
ゆっくりと



あ、触れる








パンッとボールを弾く音が聞こえた瞬間、音もスピードも元に戻った




キュッ

キュッ


「頑張れ!」

「行けー!」


キュッ


「カットだー!」







シューズが擦れる音
生徒たちの声…


なんだか居心地が良い…






ゲームが始まってまだ数秒、ボールは敵チーム


「…ッ」

「はぁ…」


シュッ!


パンッ!

「…ッ!」



敵の小さなミスでカットした***



「…ッくそ!」

「「「「***ー!」」」」










先制点



「…よし」

「おーやるなぁ」

「次行くぞ!」

「負けてられるか!」





















選ばれし少女


「…(一番にゴールしてみせる)」

「「「「(…///)」」」」




――――――――――
次回ぐーっとキッド君と距離が縮まる(・∀・)
…にしてもキッド君とロー君出番少ない(´・ω・`)←



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