君とともに

□縮まった距離
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そわそわしている学校




そう今日はクラスマッチ当日










教室に入ると遠くから自分を呼ぶ声が聞こえた




「×××さん今メンバー決めてるんだけど…バスケ経験者ヤーコしかいなくてフルででたい人がいないんだ…×××さんフルでもいいかな?」


断る理由もないから首を縦に振った








のどが渇いたからまたきょうしつをでた
いい加減名前覚えなきゃ…









話しかけてきたた子は
宮崎まい

どうやらバスケ部
そしてこのチームのキャプテン

ちっちゃくて元気
バスケしてるのは大きくなるためだとか…









大きくないけどね




自販機について大好きな
ミルクティーを買う


「また?」





「…」

「なんか言えよ…」

「あ」

「ふざけてんのかてめぇ」

「い」

「…」





赤い髪の毛の男でした



「顔に似合わず"な○ちゃん"買うって可愛いね」

「てめぇ!」







な○ちゃん持ったまま怒ったって恐くありませーん笑



「な○ちゃんは種目なに?」

「まじでいい加減にしろよ」



だからな○ちゃん笑



「はいはいおしえてください」

「ったく…バスケ」

「へー」

「てめぇが聞いたんだろ!そういうお前は何だよ」

「バスケ」





お前が汗かきながら運動してるの考えられねーとか失礼なこと言うから一発腹に入れてこれでもバスケやってましたけど何か?と言って教室へ戻る

























その途中
「調子のらないほーが良いよ?」
「そんな…」
と怖い声が聞こえたからちらっと覗いてみた

攻められているのは宮崎まいだった






「また虐められたいわけ?」

「あんたは黙ってボールでも磨いてればいいのよ」

「…」





















「まい」

「「「!!!!」」」


「まい行くよ」

その場から逃がすために手を引っ張って連れ出した何か言ってたみたいだけど知らない





















「×××さん…ありがと」



足を止めて宮崎まいを見た
今にも泣き出しそうだけど我慢してるように見えた




「いっつも言われてるの?」
コクッと頷いた


「事情わからないけどさ、ちゃんと強く言わなきゃ攻められるばっかだよ」

「……ごめん」


彼女は静かに泣きだした
これじゃまるで私が泣かせたみたいじゃん…




グッ
「次から頑張りな」



抱きしめてよしよしと慰める彼女は何度も何度頷きありがとうと言った



















縮まった距離

***って呼んでも良い?
呼べば?









――――――――――
なかなかキッドと絡まない(泣)
そして急すぎる展開


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