君とともに
□100点の紙
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期末テストが終わり、勉強から解放されてほっとしていた。今はテストが返し中。結果を見るなり周りからは「ヤバい!」「ギリギリ」など声が聞こえた。
「モンキー・D・ルフィ!」
「はい!はい!」
「お前よく頑張ったな〜」
当たり前だ!と言いながら戻ってくるルフィに点数を聞くと
「驚くなよ!」
バーンと効果音がつきそうなくらい勢い良く突き出された
「え!?」
「どーだ?スゲーだろ!78点だ」
「ギリ赤点じゃん」
「は?なにいってんだお前」
「ん?80点以下は赤点じゃないの」
しんと静まる教室……
え?違ったっけ…いやいやそんなはずは無い80点のはず
「***が前いた学校って80点以下が赤点か!?」
「そうだけど…違うわけ?」
あり得ない…と聞こえるなか先生が私の名前を呼んだ。
「×××がいた学校は有名な恩華学校だもんな!はい、テスト」
「なんで知ってるんですか」
「俺昔そこで教員やってたんだ」
「へー…。それにしては問題優しすぎですよ」
「あそこの問題は鬼だからなー」
100点の紙
恩華って…!あの恩華!?