君とともに
□再会
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「××× ***
よろしく」
棒読みのせいかクラス中には気まずい空気が漂っていた。まぁ自分のせいかと言い聞かせ、担任の指示通り窓側の一番後ろの席へと向かった。ちょうど良いタイミングでチャイムがなり休み時間となった。
転校生が来るとだいたい休み時間は質問攻め。しかし***は誰も喋りたくなかったので寝たフリ。静かになったところで顔をあげた。
前の学校に戻りたい。今ごろアイツラは何をしているのか。そんなことを考えながら窓から見える外の景色を眺めていた。
「おい」
と、男の声がして視線を声がした方へ向けた……
「しししし!!久しぶりだな***!」
目の前にいたのは小学校以来ずっと会っていない幼馴染みの姿だった。驚きがあまりにも大きかったため喋ることができない。
「……ん?もしかして忘れたか?」
「忘れるわけない……だって私達、家族でしょ?……ルフィ」
彼はそれを聞くとニカッと笑った。
再会
授業中であろうと2人は語り合った