頂き物

□繋がる想い
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「・・・寒い。」










 その日、冬の夜道を一人歩いて自分の隊舎に戻ろうとしていた日番谷。











(早く戻って寝るか。)









 今日はこれで仕事は終わりのようだ。


 マフラーに顔を埋めながらそんなことを思っていると、ふと立ち止まる。












「雛森・・・まだ起きてるかな。」









 空を見上げると綺麗な満月と星が瞬いていて、それを見てさらに恋しさが増したかと思えば、

 足はすでに五番隊舎の方へ進んでいた・・・・・。



























「雛森君なら今日はもう上がってもらったよ、自室にいるんじゃあないかな?」







 

 五番隊執務室にて、

 まだ残って仕事をしている隊員達がジロジロと見る中、藍染が微笑んで教えてくれた。











「さんきゅ。」









 それを聞くやいなや、なにより早く会いたい心を胸に、執務室に背を向ける。



 出て行こうとしたとき、ふと藍染から呼び止められた。












「あ!日番谷隊長、ちょっと・・」






「??」




























「ったく!」










 雛森の自室へ向かう途中、ブツブツ何やらぼやいついる様子。



 その原因は先程の藍染の言葉にあった・・・











『実は最近雛森君自室に仕事持ち込んでるんだ、あまり無理はしないようにと伝えてほしい。』










 雛森ならやりそうなことである。


 だかこの際藍染が心配してるのはおいて、体調の方が心配だ。
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