連載の詳細資料集(設定やIF話など)


□自己犠牲についての見解
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●自己犠牲に対する個人的見解

【始めに】
まずこれを語る前に、始めに管理人としてお詫び申し上げなければならない事があります。
これを以前あったブログ(もうサーバー自体がなくなった)で、私の自殺で亡くなった友人に関する事と同じページで語った事についてです。

私はこれは全く別の話題として、つまり独自の「自己犠牲」観をはっきり語っておきたかっただけです。今まで言うか言うまいか迷っていた事柄でしたので。

しかし私個人の考えはしめしておくべきだと思いました。だから言ったのですが突然だったので同列語りであると誤解を与えてしまいました。
しかし私は別の話題として語ったので同列として語った覚えは微塵もありませんし、するつもりもありません。

あくまで自己犠牲に関する見解というの中に今回の話は存在します。

その事を以下を読んでどうかご理解頂けたらと思います。
以前の記事の加筆修正版です。

改めまして、誤解を与えてしまい申し訳ありませんでした。

【自己犠牲の見解】
私は自己犠牲は嫌いじゃありません。それだからある種の自己犠牲的なエンディングの話を書いているのだし、だからといって自己犠牲が美しいとか言う気も微塵もありません。
しかし否定もしません。
何故なら自己犠牲は簡単にはできないから。自己犠牲は最後の最後の手段であるべきで、それはどうしようもない状況で発揮される最後の手段だからです。
現実の災害等でも自己犠牲を払った人がいました(実際に命を賭けた方がいたのを知っているので…それがきっかけで今の見解に至ってます)

だからこそ私は自己犠牲を簡単に書く安直な自己犠牲が嫌いだし、そして同時に自己犠牲の理由や背景も考えずにただ否定するのも嫌いなんです。

加えて言うならば、そういう自己犠牲ものの全てを否定しているのとは違います。

アニメや漫画、本、映画やドラマでもいい…それらがもし自己犠牲を扱ったものの場合、それまでの過程や納得いく状況や理由、理屈などがちゃんと描かれていれば私は個人的に賛成だ。

命の重さが示されていたり、これは仕方のない状況だと納得できれば、それを読んだり見たりした読者に対して自己犠牲が軽いものだという印象を与えなくて済む。

本来の厳しさを伝えられる可能性を秘めているからだ。だからしっかりかかれたものなら賛成なんです。
(勿論架空の物語なので全てを伝えられるとは思っていないし、そこは私自身重々承知である上で、です)

私が嫌なのはそれがしっかり書かれていない作品だ。それは同人だろうと商業だろうと同じで…
持てる手段を使わず、過程をすっ飛ばして「自己犠牲だけを書きたい(美しいものとして書きたいだけみたいな)」という目的のみで説得力がない話が嫌いなんです。

その魅せ方は見る側に‘自己犠牲って美しい’みたいな危険な価値観を植え付ける可能性があるからだ。

だから私はそういう作風の方、そういう作風が好きな方とは気が合わないと思うので相互しないし出来ない、交流もしてない。

人が命を犠牲にするのに安易な理由な訳がないし、あってはならないと固く信じています。
命を犠牲する(=自己犠牲)は簡単な覚悟である筈がないと。

もし自己犠牲をしなければならない場面で自己犠牲を止める場合、自己犠牲を払った人間が自己犠牲を払わずに済む代替案を考えるべきだ。
それも出来ないのに、安易に否定して自分の‘自己犠牲は駄目’と主張するだけなど筋違いだと思ってます。

自己犠牲の前に持てる力は全て使わないと理不尽かつ典型的ご都合主義展開で、命の扱いが軽くなる。

※ちなみに私の「ご都合主義」の定義とは魔法とか奇跡の類いではなく、個人的には「過程や理屈、根拠をすっ飛ばしたりして、まるで作者に操り糸で操られた様な話の事」と私は定義づけています。

本来自己犠牲はそんな軽いもんじゃないと思う。とても重くて、強い意思と自分の命を賭けてまで為したい本当に強い想いがあるんだと思う。

何度も言うが自己犠牲は最後の手段、どうしようもない場合に使われるべきであり、また簡単に非難されるべきでもなく、また簡単に使うべきでもない。
安易な自己犠牲を自己犠牲だと漫画やアニメを通して思われるのは最悪、最低な事態だと思う。
というか恐ろしいです…。

私は自己犠牲は否定はしない。私には多分できないし…簡単な行為じゃないし。

だがそれは最後の最後、やれるだけやって本当に、他にどうしようもない場合の最終手段であるべきだと思う。

他に手があるならば使うべきだし、ないならその場合もきっちり書くべきだと思う。

私も一応そうなる様に努力はしてきたつもりで、構成は練ってきたつもりではあるけど、そう見えてないのならそれは私の書いた話が残念ながら意図を汲めなかった、力量不足、実力不足、構想練り不足、考察不足の駄作だという事だと思う。

しかしそれはあくまで最後、完結した際の読んだ方が決めることで、著者本人が判定したり価値を決める事じゃないと思う。

二次で馬鹿みたい、そう思われてもいいです。
一生懸命書いて書き尽くしたい。
趣味と言えば趣味だけど、私には物語を書くのは本気で真剣な作業だ。
昔から書いてたオリジナル含めいつも大事な時間で、物語は全て‘大事な物語’だ。

二次でやるそれが馬鹿みたいというならそう思われても構わない。

勿論「同人なんだから楽しくやりたい、やればいい」という考えもありだと思うしそれも否定する気はない。

ただ同人のスタンスなんて十人十色で私とはタイプが違うから、私は押し付けられたくないだけである。私も人にその考えを押し付ける気はないです。

途中きついかもしれないけど書ききりたい。

書けなかったら根性無しとして筆を折るしかない(笑)。

●以上が大分加筆修正しましたが…これでも同列として語っているというのであれば、理解はして頂くのは不可能だと思っています。
無理に分かれとも申し上げる気もないです。

私の説明も下手だし、強制は嫌いなんで…。

…コメントくださって有難うございました。

そしてすみません。

しかし友人の死を、自殺をあたかも軽いことのように言って、勝手に優劣をつけて勝手に比べたり…
それは私は許せません。
しかし謝れと言う気もありません。

価値観が相容れないならそれでいいし、私も大事な友人が自殺で死ぬ前までなら、あなた様の立場ならあなた様の様に言ったかもしれないので。

経験してない事を理解しろという気もない。
理解なんてそんな甘いもんじゃないし、未経験者ならなお難しいと知っているからです。

私も理解をして欲しいとは思わない。

理解出来ると言うのはそれはつまり経験者…友人を自殺で亡くした方、またはそれに近い経験者である可能性が高い。

私はそんな悲しいのは嫌だし、そんな人はいない方がいいに決まってると思うので。
寧ろ分からないと言われればほっとします。
それでいいと思ってます。


…ここまで言う気はなかったけど、私は誤解があるなら誤解を解く努力もしないで悲しんだりしてるのは単なる己の怠慢だと思ってるので、言っておきたいと思いました。

これ以上は頭が足りなくていい説明が出来ません。すみません。

貴重なメッセージを有難うございました。

 

 

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