クレジットカード現金化と詐欺商法
クレジットカード現金化の便利なところでもあり、
怖いところでもあるのは、手元に現金がなくても買い物ができるということです。
実は詐欺商法などにあった人のなかには「手元に現金がなくて、
高価な買い物ができない」と言っているのに、
言葉巧みにクレジットカード現金化を使うように誘導される、
というケースがあります。また、訪問販売のなかには、
認知症の高齢者の方が、手持ちの現金を出すだけではすまず、
銀行からおろしてまで支払いをしてしまうケースもあります。
訪問販売や詐欺商法で怖いところは、「二度目、
三度目の被害」にあってしまうことです。最近は、
一度の金額は少額であっても、何度も支払わせる、
という手口が明らかにされつつあります。クレジットカード現金化を使ってでも支払いをしてしまう人というのは、
それだけ「事なかれ主義」のところにつけこまれているのです。
詐欺商法や悪質商法に遭った本人は「詐欺にあった自分」をとても責めていて、
なかなか周囲の人に話せない、という場合もあります。
事態に気づいた周囲が、「なぜこんなにクレジットカードを使ってしまったのか！？」と問い詰めると、
どんどん本人を追い詰めることになる場合もあります。
家族や親戚が、なんとか力になろうとするのは良いことですが、
弁護士さんなどに相談して、できるだけ「内輪での責め合い」で力を消耗してしまうことのないようにしましょう。
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