小説殿

□日常風景
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いつも通りの気だるい朝
テレビからニュースが聴こえる…

『8人目のバラバラ死体が…』
あぁ あの事件まだ続いてたのか…


連続怪奇殺人…って騒がれてる
俺には興味の無い事だ
日常から非日常に変わるだなんて宝くじで1等とは言わずとも3等ぐらいを当てる確率だと思ってるからさ

それに2度も非日常な事起きたらそれこそ俺はもう…立ち直れないだろう



カチャ
『おはよ、燈也(とうや)』

この弱々しくも図々しいそして平然と家宅侵入する女は有真綾子(まりまあやこ)
一言でいうならお節介女

『なぜお前いつもノックをしないんだ、そもそもお前インターホン押せよ』

まぁ 毎度の事だが釘を刺すことだけは辞めたくはない
辞めたら許してしまうような気がしてならない

『良いじゃない!別にあんた彼女いないじゃんか』

はぁ…寝る前にチェーン掛けとこ
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